ペイオフについて

ペイオフ解禁とリスク管理

ペイオフが解禁された今、資産とリスクの管理は完全に自己責任となっています。多くの資産を持つ人にとって、自分でできるリスク管理とはどういったものがあるのでしょうか。タンス預金や金塊、金庫なども良いですが、前述したように大量の現金を家に置いておくのはリスクが高すぎます。

まずは、複数の銀行に預金を分散させることも大事です。ペイオフの対象となるのは、「1つの銀行につき1人1000万円までとその利息」となっており、同じ銀行に複数の口座を持っていたとしても、すべて合算されて1000万円までとなっています。法人と個人の口座は別々とされますが、個人事業主の場合は同一とみなされてしまいます。子供の名義にして口座を開設すれば、別人とされてそれぞれに保護されますが、あまり大きな額になってしまうと、贈与税がかかってくるので注意が必要です。一般人であれば税務署なんてほとんど関係ありませんが、資産家となるとやはり対策が必要となってきます・・。

さて、インターネットバンクを利用するというのもひとつの手です。

インターネットバンクは、2000年代になって新しく誕生した、「新たな形態の銀行」です。取引のすべてをネット上で行うことができ、その手数料の安さや金利の高さは、とても魅力的なものとなっています。こういったインターネットバンクもペイオフの対象となっていますが、誕生してからまだ何十年もたっていないことから、既存の銀行と比べ、まだまだその信頼性は低いものです。ですが、経営破たんのリスクを考えると、実は既存の銀行よりも安全だと言われています。なぜならば既存の銀行は、バブル崩壊時に大量に発生した「不良債権」がいまだに残っていますが、新しく誕生したインターネットバンクにはそういった負債がほとんどありません。そして、経費の大部分を占める「店舗家賃」や「人件費」もインターネットバンクであればほとんどかからず、経営は既存の銀行よりも実は安定しているとか・・。

また最近では、銀行内にある「貸し金庫」も人気なのだとか。毎月数千円〜数万円で金庫を借りることができ、自宅に置いておくでもなく、銀行へ預け入れる訳でもないので、いろいろなリスクの中間をとっていると言えます。金庫の解錠にも厳重な管理があるそうで、お金以外にも、大事な手紙、資料、思い出の品など、いくらでも使い道がありそうです。